三信化工は、人と環境にやさしい取り組みとして、環境対策・食育活動・こども食堂支援を通じて、社会還元に取り組みます。また、お客さま等とのコミュニケーションを大切にした経営に努めます。(消費者志向自主宣言をしました。)
三信化工の人と環境にやさしい取り組みの歩み
2003年 | バイオマスプラスチック製食器を開発、農林水産省食堂にて試験使用される |
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2004年 | R-PP樹脂製の「パブリック・トレイ」(エコマーク認定商品)を発売 |
2005年 |
「愛・地球博」のリターナブル食器としてバイオマスプラスチック製食器が採用され、レストランコーナーで使用される R-PEN樹脂製の「パブリック・トレイ」、強化R-PEN樹脂製の「パブリック箸」(エコマーク認定商品)を発売 千葉工場(現・成田工場)にてISO14001:2004の認証を取得 |
2006年 | バイオマスプラスチック製食器「コーンは~と」を発売 |
2007年 | バイオマスプラスチック製食器「コーンは~と」の耐久性に優れたシリーズを発売 |
2008年 |
強化R-PBT樹脂製「パブリック箸」(エコマーク認定商品)、生産時にCO2排出量の少ない強化磁器「セラクレス」を発売 「繕い(つくろい)」が、2008年度グッドデザイン賞、第2回キッズデザイン賞を受賞 |
2009年 | 経済産業省が主幹のカーボンフットプリント算定・表示試行事業、「商品種別算定基準(PCR:Product Category Rule)」づくりに参画し、食器(陶磁器製品および合成樹脂製品)の算定ルールの認証を受ける(認定PCR番号:PA-AQ-01) |
2010年 |
食器業界初のカーボンフットプリント(CFP、CO2排出量表示)の使用が許諾 日本初の「1回使用あたり」におけるCO2排出量表示が、CFP試行事業において使用が許諾 環境対策強化磁器「ミニクローバー」発売、CO2削減を実証 |
2011年 |
日本初のCO2「削減率」表示が、CFP試行事業において使用が許諾 自社自身によるCFP表示が可能な企業として認証を受ける(経済産業省システム認証実証実験) 第8回LCA日本フォーラム表彰 奨励賞受賞(三信化工が連名で取り組む環境教育事業での受賞) |
2012年 |
E-エポカル全製品においてCO2排出量を表示(CFPシステム認証による) 第14回グリーン購入大賞 優秀賞受賞(三信化工が連名で取り組む環境教育事業での受賞) |
2013年 |
第4回キッズワークショップアワード 審査員特別賞受賞 三信化工発のワークショップ「われたらぱずる」が、「エコが見える学校」の取り組みにおいて受賞 |
2014年 | 国内2番目の環境教育等支援団体として、三信化工が参画する「資源と環境の教育を考える会『エコが見える学校』」が指定される(文科省および環境省、環境教育等促進法) |
2015年 |
食と文化を通じた環境への取り組みが、月刊『学校給食』に、特集記事として取り上げられる エコが見える学校』…三信化工が展開する食・文化・環境の活動が、環境省の家庭環境強化推進事業の調査モデル事例となる |
2016年 | テレビ東京「すけっち」において食育活動が報道される |
2017年 |
旧モデルの未使用食器の提供等、こども食堂支援を開始 政府広報オンライン「徳光&木佐の知りたいニッポン!」において食育活動が報道される |
2018年 | 月刊『学校給食』、特集「備蓄食の食品ロス対策、給食にリユース」に協力、防災備蓄食料活用給食を支援 |
2019年 |
農林水産省 和食文化継承の人材育成事業 事務局 Googleのバーチャルミュージアム「Google Arts & Culture」掲載、「もてなしの心を込めた和食器と多様性を受け入れる食卓文化」 |
2020年 | 月刊『学校給食』、特集「こども食堂は今」を寄稿 |
2021年 | 月刊『学校給食』、特集「SDGs・環境と食育」を寄稿、食品ロス削減給食の支援 |
2022年 |
校給食で使用したE-エポカルをリサイクルしたR-PEN樹脂製の「多目的皿」を小学校へ提供 消費者志向経営をすることを自主宣言、消費者庁へ登録 月刊『学校給食』、特集「食育で伝えるSDGs」を寄稿、食品ロス削減給食の支援 |
2023年 |
消費者庁長官表彰を受賞(消費者庁 令和4年度消費者志向経営優良事例表彰、こども食堂支援活動において) R-PEN樹脂を100%使用した「サステナブル・トレイ」を発売 子育てサポート企業として厚生労働大臣より「くるみん認定」を初取得 |
2024年 | 農林水産省の令和4年度米粉利用拡大支援対策事業で作成された教材『お米と米粉』について企画・構成を通じて協力 |
環境対策
環境行動のあり方に3R(リデュース:むだを減らす、リユース:繰り返し使う、リサイクル:再資源化)がありますが、その並びは大切さの順番で決められています。当社も、大切に長く使えること、「リデュース」を第一に考えます。またリユース・リサイクルにも取り組み、3Rを通じた様々な環境対策を行っています。
Reduce 樹脂のリデュース「長く大切に使える食器」
ロングライフ=製品寿命が長く大切に使うことが最大のエコと考え、CO2排出量の算定、カーボンフットプリント(※1)をエビデンスとし、製品開発を進めています。中でも、給食用食器のE-エポカルは、当社が世界で初めてPEN樹脂を採用。安全で着色しない材質、キズがつきにくく、耐熱性に優れ、次亜塩素酸ナトリウムでの消毒が可能です。学校給食で長くきれいにご使用いただいています。
※1)カーボンフットプリント:【作る・使う・捨てる】までの製品の一生を通じての環境負荷を算定する手法です。三信化工は経済産業省のカーボンフットプリント算定・表示試行事業に2010年から参画し、国による検証のもと、国内初の削減量を実証し表示するなど、より環境負荷を下げるための方法に取り組み検証して参りました。
新聞報道されました
2010年3月 CO2削減量 国内初の認定(日刊工業新聞)、2010年12月 一回使用あたり表示(日刊工業新聞)
2010年12月 かばボンで啓発(日刊工業新聞)、2011年7月 初の削減率表示(日刊工業新聞)
Recycle 樹脂のリサイクル
ポリプロピレン製品のリサイクル
パブリック・トレイ(R-PP樹脂製)
ポリプロピレンの特性を活かした軽量で使いやすいトレイです。
ポリプロピレンをリサイクルした原料を使用し、形状は、学校給食での使用を考慮した洗浄性と乾燥性に優れた実績のある形状を採用しています。
(リサイクル原料を使用しておりますので、強度・耐久性が若干劣ります。)
E-エポカル(PEN樹脂製)のリサイクル
サステナブル・トレイ(R-PEN樹脂製)
新品原料は一切使用せず、使用済み食器を100%リサイクルしてできたトレイです。
E-エポカル(PEN樹脂製)をリサイクルした原料を使用し、形状は、学校給食での使用を考慮した洗浄性と乾燥性に優れた実績のある形状を採用しています。
※リサイクル原料を使用しておりますので、強度・耐久性が若干劣ります。また、商品個々に色合いや風合いの違いや、表面にラインや黒い斑点が生じる場合があります。
パブリック箸(強化R-PEN樹脂製)
エコマーク認定の環境にやさしい箸です。
学校等で使用されているE-エポカル(PEN樹脂製)をリサイクルした原料を使用しています。
転がりにくく扱いやすい八角形で箸先が太く折れにくいLOG TYPE。先端はシボ加工を施し食材をすべりにくくしました。
PEN樹脂製の商品は、着色の心配がないので、食材による色移りがありません。
(リサイクル原料を使用しておりますので、強度・耐久性が若干劣ります。)
Reduce 強化磁器のリデュース
長く大切に使えるよう、古くから日本人に親しまれてきた「陶磁器」にアルミナを配合し、破損率を大幅に低下させています。
Reuce 強化磁器のリユース
強化磁器の繕い(つくろい)
繕い食器を通じ、持続可能な社会の創り手を育む教育を。
「繕い」とは、物の大切さや伝統文化の認知、環境への意識向上を目的とした破損食器の修復プランです。日本では昔から“もったいない”という慣習があり、物を直して使い続けるという「繕い」(直し・継ぎ)の文化がありました。三信化工ではサステナブル精神に則り、「繕い文化」を継承しています。
※「繕い」をするとメタルマーク等の汚れが軽減されます。
※欠け部分が大きい場合、修復できない可能性もありますので、ご了承ください。
※運搬中の割れ・欠けにつきましては、補償の限りではありません。
ご要望の際は、最寄りの営業部・支店・営業所までお問合せください。
「繕い」は、グリーン購入法特定調達品目・役務(食堂)の配慮事項における、「修繕することにより再使用可能な食器」に対応しています。
新聞報道されました
2008年8月28日 「繕い」でエコ教育と食育(産経新聞)
2008年9月26日 給食で人気「つくろい食器」(朝日小学生新聞)
書籍に掲載されました
2017年 浅利美鈴監修『ごみゼロ大作戦』4巻 リユース、学校給食での取り組み 給食食器の「繕い」(P.30)、ポプラ社